山頂でサンセット ― 2012年08月02日 00時05分
今日のツアーは 「マウナ・ケア山頂とスターケイジング」、
15:45出発なので相当ゆったりです。
その場で作ってくれるお好みオムレツがメインで。
相変わらず慣れないのがコーヒーの味。
ワイコア地区のホテル、
と言っても知っているのはほかに1軒ですが、
水道水の消毒臭がきついのでコーヒーに影響があります。
1か月も暮らせば慣れるかもしれないのですが、
短期利用の旅行者にはきついかもです。
まあ苦情を言えるほど慣れてもいないので泣き寝入り。
ホテル内のスタバもどきコーヒーショップも同じで、
近所のスタバの味に違和感はなかったのに惜しい。
次回のためにシャーリーさんにメールでも打ってみましょうか。
部屋に戻り、気を取り直して持参のコーヒーを、
買ってきた水で入れてみると生き返ります。
何気なく外を見るとビーチで小さな動き、
ズームレンズに換えてみるとアスリートでした。
この辺では珍しい光景なものでつい切り取り。
ちょっと気分転換
キングスというすごい名前の、
こじんまりしたショッピングセンターを散策。
隣にキングスランドという、
ヒルトン系のタイムシェア・コンドがあるのでその関係?
必需品のペットボトル入り水や、
若干の食料を仕入れて戻ります。
帰りに日本語デスクへ立ち寄り、
エツコさんが前日 「引き継ぐ」 と言っていた、
ツアー会社から入るであろう電話について、
たぶん事情のわからないシャーリーさんに説明、
結果NGでもコナに用事を作ったので心配無用と。
ついでに冬のくじらウオッチングについて聞き込をしたり、
次の滞在時にまた同様の部屋変更手配をしっかり根回し。
時間を過ごしているうちに出発時間です。
フロントで止めてあった部屋の掃除を頼んで、
玄関に出てしばらくするとおなじみ4度目のミニバンが来ました。
今回は ジャックス・ツアーズの青木さん、
少し大人し目のガイドさんです。
途中で洗車を積んだ軍用車両に引っかかり、
前方の景色に不自由しました。
朝7時台から出てヒロ・キラウエアを回るツアーを済ませ、
さらにマウナ・ケア山頂組に合流するという、
屈強なツアー客をひろうため高度2千メートル付近の公園で休憩。
これで座席が完全に埋まりました。
個人的には上半身のヒートテックも合流し準備完了。
流れ出た溶岩の平原。
ひたすら広く、黒いです。
さて一行は高度慣らしの休憩で夕食となります。
豪華なディナーは必要ないのでこの方が楽ですね。
時間確認のためケータイの画面を見ると留守電ありのアイコンが。
確認するとホノルルのAlan1からでした。
日本語メッセージを要約すると、「明日のイルカ出港OK」
いまだに呑み込めない、国際ローミングで日本へ電話し、
留守電内容を聞くということを差し引いても朗報でした。
これで全日程が予定通りとなる見込みで心もさらに晴れます。
晴れた心に3年ぶりの銀剣草が迎えてくれます。
離れたところに巨大な株が見えましたが、
集合時間なので次回に申し送りということで。
先ほどのマウナ・ロアをこちらも3千メートルから、
車窓フィルター付きで。
雲海の調子もよろしいようですが、影の長さはすごいです。
右の窓が欲しかったのはこれっ、
山の中腹の影、右から3番目が我々のミニバンとなります。
それにしてもこの山肌の色は。
マウナ・ケア山頂です。
今までで一番すばる天文台に近い日没。
天文台の北側は日没に備えて開きはじめました。
実はこの赤い山のてっぺんがマウナ・ケアの山頂で、
左の青い三角はマウナ・ケアの影です。
これ、定点観測的お約束。
沈んだ位置はともかく、わりと普通に沈みます。
雲間からマウイ島のハレア・カラがクッキリでラッキー。
今日はグリーン・フラッシュはなしです。(無いのが普通でした)
ちょっと明るくして天文台や雲海を良く見ましょうか。
がっかりした風な横の奥様が、
「海に沈むのを見たかった」 と独りごちたので、
「今日はきれいです、ここでは海に沈みません、雲海に沈むんです」
と言ってやると自分が不運でなかったことに安心したようです。
ああまたひとり救ってしまった。
撤収のために車に乗り込む直前、
ガイドの青木さんが指さした方向。
聞いたこともないですし、意味が呑み込めませんが、
「青暗い帯が地球の陰です」だそうです。判ります?
このあと速やかに撤収し、
休憩所のオニズカ・ビジター・センターまで下ります。
ツアー客は年々増えている感がありますが、
今回は特別多い感じです。
月もなく星明りだけの暗がりに人だかりといった風情。
ビジターセンター前では大口径の望遠鏡が設置され、
それぞれ違う対象を狙い、観光客を楽しませていますが、
ここでは目が明るい光にならされ星が見えにくくなるため、
基本の照明は赤色光だけで、ヘッドライトも遠慮がちに使います。
ただ人の多さでタブーとされている白い光の使用が目立ち、
引率のガイドも啓蒙が行き届かないようで、行く末が少し心配です。
今日の標高2千8百メートルは快晴、スターケイジング日和。
訊けは昨日は天候が悪く(知っています)、
我々が星を見たあたりまで下ったみたいです。
我々のようないつまでたっても素人にとって、
そうとう噛み砕いた星座にまつわる神話を聞いたり、
望遠鏡をのぞかせてもらったりするのは感動の助けとなります。
こうして楽しいひとときは過ぎていき、海岸方面へともどります。
さて明日はどのイルカが待っているか。
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