星だ火山だタイチョーだ2015年04月04日 22時40分

和田タイチョー提供による、
オーダーメイド・ツアーの後半です。

マウナロア・ロードを下ると
有料のキラウエア火山地区へ入ります。

16時を回ったヴォルケーノ・ハウスでは、
トイレ休憩兼噴煙見物。
赤く染まった火口を見ながら、
ディナーを食べる日を想像します。
(DA18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR)

ズームで寄っても雲が多く噴煙がわかりにくいです。
    (DA18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR)

アパパネが飛んでいるので300mmを付けますが、
遠くたなびく蒸気の解像を確認するにとどまります。
         (DA300mmF4ED SDM)

300mmでは寄り過ぎました。
    (DA300mmF4ED SDM)

ポイントを変えて足元から落ち込むカルデラ越し。
(DA18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR)

噴煙の上の方が小規模な積乱雲のようです。
    (DA18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR)

カルデラの底面の荒れがわかりますでしょうか。
         (DA18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR)

崖の縁の危なさを靴で表現したつもり。
    (DA18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR)

次はジャガー・ミュージアム展望台からの噴煙。
(DA18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR)

飽きることなく吹き上げる姿は見るたびに違います。
    (DA18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR)

噴煙を堪能し18時が近いので、
ヒロへ下り給油兼腹ごしらえです。
訳すと「しょう油マグロ巻きずし」となりますか。
照明の色が特殊で修正しきれません。
         (DA18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR)

これは解説すると
アボカドとキハダマグロのヅケをノリで巻いた
というもので食べられます。
    (DA18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR)

今回はここから星空を見るリクエストを出しているので、
タイチョー自慢の2500M付近まで移動です。

19時過ぎに到着しましたが、
新月から2日目の細い月は結構明るく、
沈む月を見ながら星座にまつわるゼウスの話など、
独特なノリで楽しませてくれます。

自慢のアストロ・トレーサーは、
今年は固定用にゴリラポッドを調達しましたが、
あまり出来が良くないようです。

とりあえずT113.77°(ほぼ西南西)向きで、
SS=100秒、根拠なくF8、ISO=640
正直いって何が写っているのか 「?」です。
(DA15mmF4ED AL Ltd.)

こちら正反対を狙い T289.68°(ほぼ東北東)向きで、
SS=90秒、F4、ISO=1000
天の川の薄い部分がひっかったのはわかるのですが。
ほとんど素人なので皆目見当もつきません。
(DA15mmF4ED AL Ltd.)

しまいに毛布を借り車道に寝ころび、
天頂の星を眺めながら、
時間配分をすっかり忘れ、
至福の時を過ごさせてもらいました。

おかげで気が付けば時刻は21時半を回り、
長居が過ぎたと慌て出し、帰り支度となりました。

結局ホテル帰着は23時となり、
ツアーは12時間コースとなってしまいました。

これで和田タイチョーと行く、
出たとこ勝負の行き当たりばったりツアーは終了です。
タイチョー、さて次はどうしましょうかねえ。

春とはいえマウナケア2015年04月02日 22時39分

飛行機から見るマウナケアは、
その名前の意味する通り、
上の方が白くなっていましたっけ。

ハワイ島に到着した夜を過ぎ、
日付が変わって間もなく、
日本時間は前日の午前8;45に、
マサシ・ネイチャー・スクールのナカネさんがお迎え。

これから神聖な山へ入る前に、
腹ごしらえはどうかと思いますが、
欲求に従いついサンドウイッチをいただきました。

高度慣らしを兼ね2800M付近で星空観測中、
アストロ・トレーサーを試しましたが、
上手く作動しません。
 どこを狙って何が写っているか皆目わかりませんが、
朝方なのでまだ夏の星が残っているはず。
21mmでピントもどうしようもなく。

気持ちを上へ向け山頂を目指します。
以下15mmに換えました。

山頂に着くとだいぶ明るくなっています。

この方向にもう少し雲があっても良いのですが、
雪の覆われる姿はなじみがなく不思議な感じです。

吹き溜まりか、かき集めたのか雪に目が行きますが、
奥の暗い部分は地球の陰。

特別なこともなく上がってしまいました。

手前の雪がうまい具合に染まります。

調子に乗って雪の塊を相手に。

雪から雲海へと眺めは続き。

マサシ貸与のオーバーパンツの効果か、
風がないのが幸いしたか、
思ったより寒さは感じません。

ただひたすら雪景色を堪能。

取ってつけたようなカットも。

下山中の車窓から、
雪の丘の左稜線のはるか向こうに見えるのは、
キラウエアのハレマウマウ火口から上る噴煙。

いつもと違う風景についシャッターを押し。

3000M超えの簡易スキー場と化しました。

アクセスする道路が良くなったので、
サンセットを観るツアーの参加客が異常に増えたので、
こちらは遠慮することにしたので、
マウナケアに来るにはサンライズしかありません。

次はどのような顔を見せてくれるか楽しみに。

星は星でも2014年09月28日 00時43分

アストロ・トレーサー(O-GPS1)
の事前練習の結果が思わしくなく、
星空観測付きのツアーには今回使えず、
悔しがりながらホテルの部屋前で、
90秒露光のタイマー設定で、
事後テストを試みると、
掲載に及ばずレベルのものが何枚かは・・・

せっかくなので載せちゃいますが

180度が真南なので、
この213度は南と西の間で天の川以外、
何が写っているのか不明のまま。
左上で揺れるやしは低地のあかし。

西から少し北へ振った295度。
空が少し明るいのは散策路の照明を拾った?
カメラのCMOSセンサーが動くので、
星は止まり、地上のものはブレます。

306度、北東から少し西寄りで、
何が何やらで自分で星座を作ろうという騒ぎ。

90秒と言わずもう少し長く露光すれば、
星の数ももっと多く写るかもせしれません。

次回は事前点検や練習撮影を十分したいです。

帰国後1か月も経ちますが、
写真整理が追いつかず引きずりまくりです。

いますこし余韻が続きます。

サンライズ・ツアー2014年09月08日 12時32分

宿泊している地域は、
ハワイ島の北西で日の出は見れません。

どうしても見たい場合は、
ヒロとか島の東側に行くか、
山に登るかの選択となります。

ウチは山派で、
マウナ・ケアからの日の出に凝り、
時差ボケになる暇もない、
到着日の夜中に出ることにしています。

今回選んだ乗合ツアーは、
催行業者未定で、
草分けで格調の ’太公望ハワイ ’か、
ちょっとゆるい ’マサシ・ネイチャー・スクール’、
のどちらかとなる出たとこ勝負でした。

ピックアップ・タイム、午前1時45分に現れたのは、
HAWAIIAN IYES とロゴの入ったミニバンを駆る、
マサシのガイド、永田さんでした。

1時間ちょっとで
オニズカ・」ビジターセンターに着き休憩タイム。

太公望ではあえて出さない軽食が出ました。
日の出前の聖なるマウナ・ケアを冒涜?
身体が欲していると言って食べてしまう自分が・・・

休憩・高度順応タイムのあと上へ向かいます。

未舗装路から埃防止の舗装路に入り、
3,900m付近までくると、
永田さんはハンドルを切り小さな駐車場に止まります。

アストロ・トレーサーの事前準備失敗で、
撮影はあきらめていましたが永田さんの、
「ISO3200くらいでSS10秒で撮れますよー」、
に押されISO6400、SS0.8秒手持ち。

目の前のオリオンが何とか入ったので、
ちょっとトリミングしてみます。

オリオンからたどって、すばる星団が見えたので、
これもトリミング(画像中央の下から1/3あたり)。

奮闘していると永田さんから「三脚あります」の声、
ちょっと考え借りることに。

おすすめの ISO3200、SS10秒です。
アストロ・トレーサには負けますが、
手持ちとは雲泥の差です。
空のどのあたりが撮れたのか皆目。

ヒロ方面に向けてみると、
星とともに画面下には
暗い雲海に映える赤い光が見えます。
 画面下の右の赤いほうが、
 キラウエアのハレマウマウ火口で、
 左がおそらくプウ・オオ火口でしょうか。

電波望遠鏡のアンテナ越しには、
金星と木星の姿がクッキリ。

この辺で日の出タイムを迎えに頂上へ出発。
かなり高いところで時間を費やしたので、
体調も問題ない状態を保っているようです。

明るくなってきた空を、
規制で立ち入れない本当の山頂越しに。

日の出間近、ここから連写してみましたが、
グリーン・フラッシュは発生しません。

雲がなく(雲海は別)反射で
色が変わっていく風情は今回お休み。

レンズのせいで右上方向にゴーストが出ました。

ゴーストが見えないところまでカメラを振ります。
時間とともに太陽光が強くなります。

年賀状用のカットはどうなったでしょう。

実はけっこう感動していますが、
こんな角度で影が ’写るんです’。

長居はできないので下山しますが、
揺れる車窓から水平を出すのは難しいです。

マウナ・ロアと雲海に隠れるクラウエアとヒロ方面

タイミングにより山際から日の出もどき。
車窓から撮るのは至難の業ということにしておきます。

オニズカまで戻り風景など

銀剣草の花は9月には散ってしまい一生を終えます。
写真の質は不問ということで。

こちらはまだ若いので先があります。

高度2000程まで下り、
長ーい雲に隠れるマウナ・ロアをパチリ。
7時半ごろです。
あとはホテルへ向かいますが、
もうまぶたが下がって。

火山と星空2013年08月07日 17時25分

 「キラウエア博士!ナイトツアー」という、
火山周辺の観光と星空を鑑賞するツアーです。
HIS以外は別のツアー名のようで。

起き抜けに見ると、
珍しくフアラライの山頂が見えています。

   シャーリーさんの
  ボリューム満点のウエルカムフルーツを食す

         ウォルターさんのおみやげは
         完熟でジャストミートです。

    出発の前にロビーから海方面に目をやります。

 遅れること一呼吸分でお迎え登場。
今日のガイドはビッグ・アイランド・クレスト、
創業者の一人である宮崎さんです。
 存在は以前から知っていましたが、
実際に担当していただくのは初めてで楽しみ。

    1時間ほどで休憩地、
   ご存じTEXドライブインです。
    店の中のメニューがカラフルになりました。
    (どうせ読まないけど読みにくい)
   頭上の2枚の看板は飾り?

         昨年売り切れていた、
        マンゴーソース入りマラサダ。
        油ものに普通の紙袋とはいかにもですね。

   アロハ姿の宮崎さんがせっかく
   「マラサダと飲み物以外、
    たとえばスープなどは時間がかかり、
   出発に間に合わない恐れがあるので注意」
   と言っていたのをよく聞いておらず、
   スープという言葉が刷り込まれ、
   そのスープをわざわざ注文し、
   出発間際にやっとゲットした奈良のおかあさん。
     汚れるので車内で食べさせたくないので、
   遠まわしに注意したのを、くだんのお母さん、
   「車で食べるから大丈夫」

気を取り直してガイドぶりは順調。
移動中の車中からの撮影は無理です。
それらしい風景だと思ったら水平が出ていなかったり。

       やっとほぼ水平だと思えばつまらない絵

              ホノム・タウンの街並み

       もう終わりで気が付けば日本語?

              修繕中か、お大師さん

火山への通り道のヒロで
夕食の弁当調達ですが、
お約束のビッグ・アイランド・キャンディーズへも。

    入り口を入ったあたりを飾るディスプレイは、
    来るたびに変わっています。

       常に新しい試みをする姿勢に
       老舗のおごりはなく、好感。

         火山国立公園のゲートに料金表があり、
         何気なく撮影しましたが、
         後日タイチョーのツアーで支払った、
         $35がどういう計算かいまだ・・・

      サーストン溶岩洞窟、
      天井から地上の樹木の根

溶岩洞窟からイキクレーターを回り込みます。
中央のハイキングコースには人影が。
底までは結構険しそうですが
次回は寄ってみたかったりして。

   そのイキの大噴火でできた溶岩丘には、
   踏んでも採ってもいけない植物がちらほら

              ネネの好物オヘロの実、
             ジャムになるのは公園以外の産

遠くからコージさん率いる別働隊がやってきましたが、
私が手を振ると意外にも走ってきて握手&ハグ?
たった2回のお付き合いで、
何たるハイテンションぶり(こっちも乗りましたが)。

ほかのツアー客も引き気味なので、
「3回目でなくてよかったですね」「あはは」などと言い交わし、
切り上げて宮崎さんのもとへ。

        ハレマウマウの噴煙が
       回り込んでいるかのような感じ

リピータだけにペレの髪の発見も早く

     チェーン・オブ・クレーター・ロードを下ると、
     海岸まで一気に流れた溶岩がうかがえます

              崖の落差は今一つ出しきれず、
              弁当をほおばる宮崎さん付きで

     近くの塊を海方面をバックに

弁当をかなり残し再び山へ登ります。
ビジターセンターの先のスチームの出が、
いつもより多い感じがします。
(前はこんな風に映らなかった)

       ジャガー博物館駐車場から、
       夕日が沈んだマウナ・ロア中腹を望みます

         数分で色がまた変化します

      ハレマウマウ火口は結構暗くISOも1250に

70mmで切り取ります。ISOは1600となります。

      場所を変え少し距離を詰めました

       2011年と2012年版を参考に

記念写真とか撮ってもらい、
下山しますがヒロを抜け、
サドルロードを走っていると、
星が車窓からも確認できます。
そのうち対向車もなく、道も細くなりました。
サドルロードを離れたみたいです。
一時間ほどの星空ショーで楽しみます。

「1か月前なら見えましたが、
南十字星はあの辺です」と言いながら、
南のほうの(たぶん)地面を指すとは恨めしい。

宮崎さんの説明を聞きつつ、
内職でペンタ流星空追尾撮影にトライです。
ゴリラポッドにコンデジの青年も、
液晶を見る限り結構撮れていたような。


       地面にカメラを置き適当に向けた方向が、
       T120(ほぼ西南西)でした。
        90秒開けたので情報量が多く、
        何が何だかわかりません。
       (DA21mmF3.2AL Ltd. +O-GPS)

現像時に暗くする本末転倒加工してみました。
これならなにか星座がわかりそうですが。
(DA21mmF3.2AL Ltd. +O-GPS)

今回はブレが多く何とか見られるのは1枚でした。
こうなれば肉眼で焼き付けた星空をおみやげに。

すぐにサンライズ2013年08月01日 17時45分

 成田第2ターミナルではいつもの穴場的カフェで

        実は七夕前夜で浴衣などお召し。

              朝焼けはほんの一部で絵にならず

       映画と居眠りののちホノルルは束の間の

2時間ほどで乗り換え、
日本語は「安全のしおり」という言葉のみ

       マウナケア山頂だけ出ています。
       空港付近は曇り?

              コナ空港は曇りでした

 途中降られましたがホテルに到着。 
3月の電話ではダブルベッドと聞いていましたが、
おなじみ日本語デスクのシャーリーさんが、
キャンセルの出たツインベッドを押さえておいてくれました。
 ついでにツアー会社に予約確認の電話をするのために、
電話を使わせてもらいました。 感謝の上のせ。

このあと曇が西の空に回り込んで夕日はなし

 夜中に起きるので軽く腹ごしらえをして、7時には寝床に。
日本時間の昼過ぎのためそうそう寝られませんが、
飛行中睡眠不足を作ってあるので帳尻が合うかと思うと、
なかなか思い通りにいかず寝ては覚め。

 目も冴えて午前0時半ごろ、もう起きることに。

       気が付くと部屋にWIFIルーター?
       スマホでスキャンすると,
               カバナルーム専用WIFIが来ていましたが,
               設定も不明で自前のWIFIルーターを優先。

           5分遅れの1:50AMに
         当たり外れの少ないというTaikobo登場。
         ガイドはアンディ(アンドリュー)さん。 

アンディさんの、乗合い客を飽きさせないガイドぶりで、
2時間弱で2800mのオニズカ・ビジター・センター。
ココアなど飲みながら休憩後星の観測です。

       特別な天体ショーはありませんでしたが、
       星空はまた格別。

       画像は内職で南東の空に向け、
       いい加減にGPS-1を90秒作動しましたが、
       多すぎて何が何だかさっぱりわかりません。

一時間ほど後日の出目指して頂上へ。
日の出5時40分ごろとか。

        日の出前の色も何とも言えず

ちょっと光ったあたりが上がる場所

 アンディさんによると、
前日はグリーンフラッシュがみえたとのことで、
期待が大きかったのですが本日はなし。
 その代りに雲の美しさがカバー。 

年賀はがき用に構図を変えて小細工?

          眼下の雲もよく見たいですね

        はがき用が増えます

マウナケアの影ですが朝は初めて

       アンドロメダ銀河で話題騒然のすばるも入れて

           下山中、雲の流れも良い感じに

       昨年は丘の頭でダイヤモンドでした

            ビジターセンターで、
           昨年撮り損ねた巨大銀剣草。
            西日が欲しいのでサンセットを期待

休憩後下界へまっしぐら。
我慢も限界でうつらうつら。

気が付けばもうハプナビーチのプリンス前まで来ました。

       気取ってモノクロ

8時少し過ぎなので、
余裕で朝食クーポンを使いました。

     さすがに全部入れのオムレツは美しさに欠けて

           フアラライの頭は見えませせん 

食べたら少し休みましょう。
到着の夜中過ぎの行動開始というのは、
どうせ体も慣れていないので一番適している、
という素人判断で昨年から採用しています。

いいのか悪いのかは不明ですが。

ナイトツアーの部2012年07月30日 00時08分

 ビッグアイランド・クレストさん提供の、
キラウエア博士!ナイトツアーも、
いよいよ佳境に入りヒロ市街を抜け、
マウナ・ケア方面に向かって高度を上げていきますが、
どうも雨足が緩みません。

 対向車のヘッドライトが、
ワイパーの光跡にいたずらをして運転しずらいなか、
さすがのコージさんが我々の気をそらさないよう、
質問タイムを設け、時間を過ごします。
 
 私がスーパーのウォルマートで売っているコーヒーの件で質問したとき、
コナ地区の東側のフアラライ地区で生産されるコーヒが、
値段もやすく品質もほぼコナ・コナコーヒーで普段使いに最適と教わりました。
実はこのことがのちのち生きてくることになるとは。

 しゃべりながらの運転は他人事とはいえ本当に大変だなあと、
いつもながら感心しているうちに窓の外は星が見えてきました。
この分だと星は大丈夫だと思いながら星の数が最高潮になったころ、
星降る広場、高度2千メートル付近の公園に着きました。

 ここでおさらい
ホテルの庭から撮って明るく現像したもので、
肉眼ではもう少し星の数が少なく感じます。
 心なしかピントがシャープに見えます。
K-5 / DA21mmF3.2AL Ltd / O-GPS 
40秒露光・ISO=1250・T311(*)北西向き
*=GPSユニットが方角を示す数値で
  北は0か360 、東は90 、南は180 、西は270
  (仰角のセンサーはありません)


 さて高度2千メートルに戻ります。
さすがにアロハにウインドブレーカーでは少し震えます。
気温は10℃くらいなので風を考慮すると、
体感温度は5℃くらいかもしれません。

 星のきれいさ、小一時間という滞在時間の短さでなんとか持ちました。

 ここでコージさんから、また星の写真を撮るのか訊かれましたが、
ホテルの試写が少しイメージと違ったのでどうしようか迷いました。
 
 しかし星空に関する説明が始まると、
気分が高まってきて気が付くといそいそと準備をしていました。
なんか授業中に落書きをしている感じです。

 その星撮りは、
入ってくれとの祈りとともに適当に思ったあたりを狙い、
地面にカメラを置き、
シャッターを押して説明の輪に戻る、
あとはGPSのタイマーが働き画像読み込みが終わったころ、
モニターで確認し次の撮影にはいる、の繰り返しで、
ほぼバカチョン星撮り法であります。

 したがって星座を狙い撃つことなど不可能で、
なにか入っていれば見っけもんで、
あてずっぽうで15mmの画角たよりでしかありません。

 当然ながらコージさんによる、
レーザー・ポインターを駆使して行う、
星や星座の動き、またギリシャ神話を星座とを絡めた物語、
もろもろの説明は何度聞いても飽きることがありません。

 用意してくれた双眼鏡で見る天の川の星粒は驚きもので、
遠鏡で見える星達の競演もも逃がせません。

 月齢を気にして、なるべく月の少ない週を選んで日程を組んだので、
備えは万全なのですが、まだ月が出るのは夜明け前なので、
夜は新月状態でまさに星降る高原を満喫といったところ。

 あっ流れ星と叫ぶには説明を聞きつつ、
きょろきょろと関係ない方角も見ることです。 

        こうして撮った北西方向は空自体が暗く星が多く感じます。
        当然なにが撮れているのか皆目わかりません。
                  K-5 / DA15mmF4ED AL Ltd / O-GPS 
        100秒露光・ISO=1250・T332

                
                 ためしにカメラを北東に向け、
                露光時間を短くして星の数を減らしてみましたが、
                わからないものはわかりません。
                 専門家はこれを見てピンと来たりするのでしょうか。   
                K-5 / DA15mmF4ED AL Ltd / O-GPS
                                   40秒露光・ISO=1250・T69

         やはり夏は天の川だといって南東方向に向けたのがこれ。
        カメラの向きがねじれてもわかりません。
        右の方でサソリの心臓がぼやけています。
        K-5 / DA15mmF4ED AL Ltd / O-GPS
                  90秒露光・ISO=1250・T143
 
天の川の一番派手な辺りを狙い露光時間を長くした結果、
だいたい真南に向いたものの少しズレました。
K-5 / DA15mmF4ED AL Ltd / O-GPS
100秒露光・ISO=1250・T181

         今年はなぜかさそり座がお気に入り。
        だいたいの狙いで露光時間を40秒と短くしたら、
        肉眼で見えるのと同じくらいなりましたが、
        まだ星が多くすぐにはわかりにくいですね。
        K-5 / DA15mmF4ED AL Ltd / O-GPS
        40秒露光・ISO=1250・T187
        
         うえの画像にさそりの線を引いたのがオレンジの線で、
        ついでに一緒に映っていたいて座が白とピンクの線です。
        特にピンクの部分はミルクディッパー(南斗六星)でした。

                 同じ元画像を露出を暗く現像するとどうでしょう、
                さそりが見てくださいと言わんばかりです。 
                線なしでわかりますよね。              
                K-5 / DA15mmF4ED AL Ltd / O-GPS
                          40秒露光・ISO=1250・T187

 星座がわかりにくいので星が多いのは考え物、
という考えも頭をよぎることがありますが、
こうして夢のような時間を何度も過ごしたいと思うということは、
星の数は多すぎて降り出すほどの方がよろしいという結論。

 こうしてツアーは終わりホテルへと降りていき、
コージさんに別れを告げる時間となりました。

 また会えますかねえ。

 ビッグアイランド・クレストさんへの妙な親近感とともに、
思いはサンセットへ切り替わってきます。

まはろー

サンライズ2012年07月25日 18時43分

 ピックアップ時間まで身体を休めようと、
一応ベッドに入っては見ましたが。
 長旅で疲れているとはいえ夜7時から眠れるはずもなく、
努力もむなしくまどろむ程度。
 2階の足音は子供はともかく大人まで扁平足歩きで良く響きます。
でも1階が良いのは後で解ります。

 高地対策で上から下までヒートテックまみれ。
 そのうえ薄い空気に備えアウトドアショップで買った、
「食べる酸素」を水で流し込み、「酸素入り水」をもって繰り出しました。

 7月15日午前1時45分出発予定で、
太公望(Taikobo Hawaii)の車は少し早く来ました。
DA15mmF4ED AL Ltd

 降りてきたガイドさんは知った顔、
名前を呼ぶと「2回目ですね?」
偶然にも昨年お世話になったジェームズさんでした。
ガイドさんは数名いるのでまた当たるのは珍しいのです。

 道中、ヘッドライトに驚いて飛ぶフクロウに目を奪われ、
特に高度2千メートルを超えた後でも一羽目撃、
これにはジェームズさんも「初めて」と感激でした。

 高度慣らし休憩兼、星空観測場所ののオニズカ・ビジター・センターでは、
珍しい天体ショーが待っていました。

 東の空にはプレアデス星団(すばる)が見え、
その下に木星食が騒がしい木星が居ます。
 しばらくすると欠けた金星が現われ、
さらに寄り添うように月も姿を見せました。
 これらがコンパクトに固まって見えるとはなんという感動でしょう。

 残念ながら撮影ポイントにはよそのツアーがいて、
出番がありませんでしたので記憶にとどめることになりました。

 何度聞いても面白い星座の話を聞きながら、
PCで自動追尾する超高級望遠鏡を覗かせてもらったり、
あっという間のひとときの後、いよいよマウナ・ケア山頂へまいります。

 日の出20分前に到着(暗いうちは天文台の邪魔をしないよう)、
明るくなった空には天体ショーの名残が残っていました。
 

 二等辺三角形の頂点が木星、底辺の右が金星、左が月、
もう肉眼では見えなくなりましが、
底辺から木星に向かって引いた線を倍に延ばした辺りに、
実際はプレアデス星団(すばる)が居ます。
DA15mmF4ED AL Ltd

         太陽の光が出てきました。
        このコマの前か後かは忘れましたが、
        ジェームズさんさえも初見のグリーン・フラッシュ(*)が、
        まぎれもなくこの目で見れました。
         日没に出現する事があるというのは聞いていましたが、
        サンライズにもあるなんて感動でした。
                      (*)リンクがうまく貼れないので各自検索してください
        DA15mmF4ED AL Ltd

                マウナ・ケアの影が西側の雲海に映りました。
                DA15mmF4ED AL Ltd
        
        上がり切ってしまった太陽は明るすぎるので絞って絞って
        DA15mmF4ED AL Ltd

すばる天文台に届けと長い影
DA15mmF4ED AL Ltd

        観測には大敵な埃を立てるなということでしょうか
        DA15mmF4ED AL Ltd

なんか感じが良くないですか?      
DA15mmF4ED AL Ltd

陽が昇ればなるべく早く下山です。

        車中からは窓ガラス・フィルターで特殊効果
        DA15mmF4ED AL Ltd

                ちょうどスカイラインに引っ掛かりダイヤモンドもどき
                DA15mmF4ED AL Ltd

        雲を挟んだ先にはマウナ・ロアがクッキリ 
        DA15mmF4ED AL Ltd

 ここは2千メーター付近、雲の端っこが面白く
DA15mmF4ED AL Ltd

そこから1時間半ほどの居眠りでホテルに到着です。

        クーポンのある朝食ブッフェに余裕で間に合いました。
        DA15mmF4ED AL Ltd

あとは買い物をしたり、だらだらと歩いたり、ゆったりと過ごしました。
日中の事象については後ほどまとめて。

 今度こそ疲れているので夜は良く眠れるでしょう。
その前にやはり部屋の前の庭から星空を見なくては。

GPSユニットの練習をかねてトライしましたが、
芝生の上ではなかなかうまくいかず、やっと撮れたのがこれ。
北斗七星に向けたつもりが外れたようです。
肉眼で見える以上の星が映っています。
DA21mmF3.2AL Ltd/O-GPS

         同じ画像を少し暗くすると、実際の見え方に近づきます。
                  A21mmF3.2AL Ltd/O-GPS

 最初は心配したGPSユニットの調子はまあまあの様子で期待しましょう。

それではおやすみなさい。

翌日は3度目となる「キラウエア博士!ナイトツアー」です。

気が早いか2011年10月13日 18時49分

 今日の話は、
ハワイ島など意図的に環境を暗く保っている場所や、
国内でも星空の良く見える場所で複数の人が集まる場所。
 天体観測や撮影などでそんなところに身を置き立ち回ることのない方には、
全く不必要なと言ってよいほどのモノのことです。

 ハワイ島でのマウナ・ケアのビジターセンターや、
星空観測のとき白い光のライトは、
使わないよう指導されるという話は前にも書きました。
 
 最初に訪れた時には知らなかったので、
まさに白い光の小さなLEDライトを、
足元用に点けてはすぐ消したりしていました。
 本当に暗くて足元が全く見えないのですが、
白い光を瞬間的とはいえ点灯すると目がくらみ、
消した後暗さが倍加するので良し悪しでした。

 ある年齢に達しないと判らないと思いますが、
定期健康診断の眼底写真用ストロボに目がくらむ感じそのままです。

 8月のハワイ島行きには是非赤い光のライトをと考えましたが、
家に転がっているのは写真のようなおもちゃしかありませんでした。
 私が喫煙者だったころ、たばこのカートン買いでもらったものです。
(ケチで捨てなかったのです)
これは見かけによらず使えました。
足元用には無いよりはまし程度でも、
用意された望遠鏡を覗くとき、
余りの暗さにアイピース(覗き口)の位置がわからない時に、
照らすことができ重宝しました。
(ガイドさんのヘルパーと化してすこしは役に立ったようです。
 しかし所詮はおもちゃで使い勝手も性能も今一つで、
スイッチを押す時だけ点灯というのも不便でした。

 一方、太公望ハワイのジェームズさんが使っていた、
光量の多い赤色フラッシュライトがうらやましく、
「帰ったら探そう」という思いが強くなりました。

 WEBサイトを探して唯一ヒットしたのが、
国際光器さんが扱う製品でした。

その名もSuper Flash RW (Dual-Beam LED Light )

 表面から基板が見えて武骨感は否めない上に、
生産国とか仕様が不明で不安でしたが、
CE/FC/PoHS のシールが貼られているところを見ると、
国際規格に準じたり、
有害物質排除の対応もされている様子で一安心です。
 バッテリ-のスペースが見当たらないので、
あわてて国際光器さんに電池交換の方法を聞くと、
柔らかい京言葉で、
「交換できます。」
「本体組み立て用のビスを外すと電池が見えてきます。」
まさかビスを外さないといけないとはですが、
まあ交換できるのでまた一安心。

事前調査によると使用電池は写真右下のタイプで、
ビス用ドライバーは写真下部のような精密系ドライバーが必要です。

 2色仕様なのでライトを2種類持参しなくても済みますね。
またネックストラップ付なので邪魔になりにくく必要な時にすぐ使えます。
 赤色は最大光量にしても周囲に影響を与えにくいです。
これで来年夏の課題は一つクリアです。

 白色は通常使う分には充分な光量が得られますが、
ハワイ島では光量調整と使用場所に注意が必要ですね。 

 こう少し探すのに時間がかかると思ったのですが、
キーワードが良かったせいか意外とすんなり。
 それにしても来夏まではまだまだ間がありますねえ。

O-びっくりGPS12011年09月02日 13時38分

 ひょっとしたらの思いで旅行直前に導入してみたのですが、
このPENTAXが世に送り出したGPSユニット
扱いに熟練するととんでもないものが写る予感がします。

 製品のおさらいですが、
GPSユニットという名前から想像できる機能である、
撮影場所の正確な位置・撮影方向を読み取り
撮影場所の緯度経度を明らかにすることの他に、
本来手振れを補正する目的で働くCMOSセンサーの動きしろを、
この新兵器がコントロールして星を止めて撮る、
アストロ・トレイサー(星の動きを自動追尾機能を発揮する、
解りやすくいうと星を流し撮りするための装置ということです。

 バルブ撮影のみ対応で、
最大露光時間は装着レンズの焦点距離によって変わってきますが、
今回は大幅な時短のためISO値を上げる方向で臨んでいます。
 天体相手なので本来は三脚使用が前提ですが、
こちらは持ち合わせがないので天然三脚(まあ地面ですが)です。
少しは驚いていただけました?

 
 比較のためとはいえ恥ずかしながらで去年の撮影分から、
少し明るいホテルの芝生に置いたものです。
K-7/DA*16-50mm SS=20秒 F2.8 ISO=1000
 周囲の明るさを取り込んで見にくくしているのと、
たった20秒と言えども星が動くには充分な時間?

          
         いくらなんでもいきなり本番はないだろうと、
        動作試験兼練習撮影のつもりで、
        サンライズを見に山に登る前に部屋の前の庭から。
                  標高表示が27.3Mなのは眉唾、
        (K-5/DA40mm F2.8 SS=32秒 ISO=320)
          部屋の前は明るくて練習撮影ができなかったので、
   ぶっつけ本番かと嘆いて横になっていると(眠気が来ない)、
   さすがに午前1時を回るとかなり暗さが増してきました。
         つまり練習してみろということか。
        クッキリしていますが星の数が全く足りていません。
         32秒ならISOの値をもっと大きくする必要あり?

練習に割く時間もそこそこに出発の時間です。

            8月23日3:24、ここはマアウナケア中腹の、
            おなじみオニヅカ・ビジターセンター駐車場。
              細い月を避けて逆方向を狙います。
           (K-5/DA21mm F3.2 SS=32秒 F8.0 ISO=6400)
                                    下はトリミングで拡大効果
              14点クロスで輝いているのは人工衛星?
                     それとも宇宙ステーション?
           (実はガイドさんに背を向けていたので訊けません)
                もっと絞りを開けてISOも小さくしない?と聞かないで。
 
  チョー寒い中日の出を観終わり下山した夜。
浜辺に通じる散策路のはずれので、再び練習時間を取りました。
 今回の目玉、15mm単焦点の出番でしたが、
たまに車のヘッドライトが横切るのでベストコンディションとはいえません。
そしてなぜか長い露光だとうまく撮影できないことがあります。
首をひねっている暇はないので撮影できる方法を探るのが現場主義。かな?
 15mmで撮影可能時間は5分となっていますが、
5分間の間にヘッドライトなどの光がさしたり、
露光時間内に光のいたずらに遭遇する確率が高いので、
長時間露光撮影は有るか無いか不明な別の機会にゆずります。
 
        (K-5/DA15mm F4 SS=30秒 F4.0 ISO=1600 )
        右1/3ほどの赤みは光を受けた樹の葉です。
        星自体まあクリアを言えそうです。

 開けて8月24日
キラウエア火山と溶岩台地、
そして星空観測のツアーです。
 そのツアーも最後の見どころ、
標高2000M付近が星見のポイント。
サドルロード脇の駐車場ということもあり
ヘッドライトがそこそこうるさく。
 基本的にガイドさんの説明を聞きつつ特別内職をしながら、
ガイドさん設営の望遠鏡を覗いたりという離れ技なので、
たまに起こる撮影失敗(カットが残りません)は不安材料です。

(K-5/DA15mm F4 SS=30秒 F4.0 ISO=1600 )
わざと天の川の薄い方向を狙って
        
        (K-5/DA15mm F4 SS=90秒 F4.0 ISO=1600 )
         目視では暗い瞬間を見ることができるので、
        あこがれであった夏の天の川も格別でした。

                     (K-5/DA15mm F4 SS=90秒 F4.0 ISO=1600 )

                                  下はトリミングで拡大効果
                 さそり座の方向を狙いにいったはずが、
                 地面に置いた角度がいかにもアバウトで、
               おまけに星があまりに多すぎて、
                    どの辺りが写ったのかなど皆目わかりません。
                 ひたすら載せるのみ。

 15mmなので画角が広いのでなにか映るでしょう的な、
いかにもO型丸出しのO-GPS1のお試しでした。

 潜在能力の片鱗と、
ハワイ島の星空の一片をお楽しみいただけたなら
有りがたき幸せ。