天と地2010年06月03日 19時22分

 今日は午後から出勤で、
つばめ狙いのつもりでした。

 おっ、カワセミみたいに水に絡んだ!
と思えばピントが来ていないとか。
(DA*300m F4)

        ピント面を通過した、
       と思えばちょっと甘い後ろ姿だったり。
       考え込んでしまいます。
       (DA*300m F4)

 ひとり落ち込んでいると先輩が、
「長いの(レンズのこと)持ってこい」
と呼びに来ました。
 駆け付けみると
30m先の草陰の水面に見え隠れする姿が。
公園利用のみなさんが待ちに待ったカルガモのヒナでした。

              発見者の目の良さはあきれるばかり。
             せっかくのチャンスでしたがMFが不調で、
             初物に免じて流してもらいしょうか。
             (BORG77EDⅱ)
       上の画像をさらにトリミングです。
       (BORG77EDⅱ)

 すると、親がすーっと動きます。
気が付いたヒナから付いて行こうとバラけます。
(BORG77EDⅱ)

 一回りして近づいてきたので、
レンズを交換してピント優先を考えました。

      撮影を再開して間もなく、
     別のカルガモが親を追い払い、ヒナを追いかけます。
      見ていると冗談ではなく、
     目の前のヒナを本気でつついたり沈めたりの、
     むごい仕打ちです。
      これより後はシャッターを切れませんでした。
      自然の営みの壮絶さを見せられ、
     周りのギャラリーからは悲鳴交じりの嘆きも。
     強烈な経験でしたが仲間の鳥博士曰く、
     「自分の子以外は排除する時がある」と聞き、
     震えが来ました。
       (DA*300m F4)

 仲間の世話焼き人の機転も手伝って、
取り残されたヒナの無事が確認でき、
人間非接触で親に合流できました。
 とりあえず自力で泳げたのですが、
身体が持てば良いなと心から願います。
 天敵だけ気をつければ良いわけでもないのですね。

気を取り直して明日はほのぼのと行きたいですね。

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