サンライズ2012年07月25日 18時43分

 ピックアップ時間まで身体を休めようと、
一応ベッドに入っては見ましたが。
 長旅で疲れているとはいえ夜7時から眠れるはずもなく、
努力もむなしくまどろむ程度。
 2階の足音は子供はともかく大人まで扁平足歩きで良く響きます。
でも1階が良いのは後で解ります。

 高地対策で上から下までヒートテックまみれ。
 そのうえ薄い空気に備えアウトドアショップで買った、
「食べる酸素」を水で流し込み、「酸素入り水」をもって繰り出しました。

 7月15日午前1時45分出発予定で、
太公望(Taikobo Hawaii)の車は少し早く来ました。
DA15mmF4ED AL Ltd

 降りてきたガイドさんは知った顔、
名前を呼ぶと「2回目ですね?」
偶然にも昨年お世話になったジェームズさんでした。
ガイドさんは数名いるのでまた当たるのは珍しいのです。

 道中、ヘッドライトに驚いて飛ぶフクロウに目を奪われ、
特に高度2千メートルを超えた後でも一羽目撃、
これにはジェームズさんも「初めて」と感激でした。

 高度慣らし休憩兼、星空観測場所ののオニズカ・ビジター・センターでは、
珍しい天体ショーが待っていました。

 東の空にはプレアデス星団(すばる)が見え、
その下に木星食が騒がしい木星が居ます。
 しばらくすると欠けた金星が現われ、
さらに寄り添うように月も姿を見せました。
 これらがコンパクトに固まって見えるとはなんという感動でしょう。

 残念ながら撮影ポイントにはよそのツアーがいて、
出番がありませんでしたので記憶にとどめることになりました。

 何度聞いても面白い星座の話を聞きながら、
PCで自動追尾する超高級望遠鏡を覗かせてもらったり、
あっという間のひとときの後、いよいよマウナ・ケア山頂へまいります。

 日の出20分前に到着(暗いうちは天文台の邪魔をしないよう)、
明るくなった空には天体ショーの名残が残っていました。
 

 二等辺三角形の頂点が木星、底辺の右が金星、左が月、
もう肉眼では見えなくなりましが、
底辺から木星に向かって引いた線を倍に延ばした辺りに、
実際はプレアデス星団(すばる)が居ます。
DA15mmF4ED AL Ltd

         太陽の光が出てきました。
        このコマの前か後かは忘れましたが、
        ジェームズさんさえも初見のグリーン・フラッシュ(*)が、
        まぎれもなくこの目で見れました。
         日没に出現する事があるというのは聞いていましたが、
        サンライズにもあるなんて感動でした。
                      (*)リンクがうまく貼れないので各自検索してください
        DA15mmF4ED AL Ltd

                マウナ・ケアの影が西側の雲海に映りました。
                DA15mmF4ED AL Ltd
        
        上がり切ってしまった太陽は明るすぎるので絞って絞って
        DA15mmF4ED AL Ltd

すばる天文台に届けと長い影
DA15mmF4ED AL Ltd

        観測には大敵な埃を立てるなということでしょうか
        DA15mmF4ED AL Ltd

なんか感じが良くないですか?      
DA15mmF4ED AL Ltd

陽が昇ればなるべく早く下山です。

        車中からは窓ガラス・フィルターで特殊効果
        DA15mmF4ED AL Ltd

                ちょうどスカイラインに引っ掛かりダイヤモンドもどき
                DA15mmF4ED AL Ltd

        雲を挟んだ先にはマウナ・ロアがクッキリ 
        DA15mmF4ED AL Ltd

 ここは2千メーター付近、雲の端っこが面白く
DA15mmF4ED AL Ltd

そこから1時間半ほどの居眠りでホテルに到着です。

        クーポンのある朝食ブッフェに余裕で間に合いました。
        DA15mmF4ED AL Ltd

あとは買い物をしたり、だらだらと歩いたり、ゆったりと過ごしました。
日中の事象については後ほどまとめて。

 今度こそ疲れているので夜は良く眠れるでしょう。
その前にやはり部屋の前の庭から星空を見なくては。

GPSユニットの練習をかねてトライしましたが、
芝生の上ではなかなかうまくいかず、やっと撮れたのがこれ。
北斗七星に向けたつもりが外れたようです。
肉眼で見える以上の星が映っています。
DA21mmF3.2AL Ltd/O-GPS

         同じ画像を少し暗くすると、実際の見え方に近づきます。
                  A21mmF3.2AL Ltd/O-GPS

 最初は心配したGPSユニットの調子はまあまあの様子で期待しましょう。

それではおやすみなさい。

翌日は3度目となる「キラウエア博士!ナイトツアー」です。