キラウエア博士!の部2012年07月27日 09時01分

 睡眠は不足しているはずなのですが、
上階の足音も手伝って6時前に目が覚めています。

 外に出てみると西の方も薄明るくなってきました。
後で知ることになるのですが、
海のすぐ上の青っぽい帯状の部分は地球の影かもしれません。
DA15mmF4ED AL Ltd

        さらに40分ほど経過するとだいぶ朝らしさが
        DA15mmF4ED AL Ltd

 右側通行の違和感が抜け切れず、
レンタカーの選択がありえなかったり、
ホテル内レストランのランチ・ディナーを、
はじめから利用する気がないとあっては、
シヨッピングセンターでの買い出しは必須です。

 で立地に優れるワイコロア・マリオットは、
ほぼ定宿化というわけで。
 
 さて今日のツアー開始は昼頃なので、
朝食から散歩、そして軽い買い物やらで近所をゆったり徘徊します。
途中、日本語デスクのエツコさんに、
昨年手配してもらったルームチェンジお礼がてらご挨拶、
18日のイルカウオッチングツアーの予約確認電話を今年もお願いしました。
 またして当日の10時ごろに催行が決まるので今日のところは未定、
中止の連絡がチーフのシャーリーさんに明日以降あるかも知れないので、
引き継いでおくというところまででおしまい。

 ということはまた行ってみてからのお楽しみということですね。

 いよいよピックアップ時間時間になると、
ビッグアイランド・クレストのバンがホテル前にやってきました。
降りてきたのは去年お世話になったコージさんです。

 今回は新婚さんが多く、
これまでとなんか違う扱いに困る雰囲気というか。

 小市街地ワイメアの手前から雨模様なので、
いつものような観光写真がなくいきなりトイレ休憩です。

                 はい、マラサダで有名なTEXドライブインで、
                外観とは裏腹にいつも混んでいるようです。
                ONO KINE って小野きねさんということですか?
                (たしか年配の女性がレジにおられたので) 
                DA15mmF4ED AL Ltd

降りる前にコージさんの指導が入ります。
・注文の列が長いので注文が先でトイレは後で。
・数量は先に言うこと
 「マラサダ ワン(orツー)」=「マラサダ1号(or2号)」となり意味不明と。
 つまり我が家は
 「ツー マンゴー マラサダス アンド ワン ボトード ワーラー」
と順調にことは流れるはずが、
くだんの女性が「NO MANGO」 「%&’★!」売り切れらしく、
メニューを指さし他のフルーツソースを勧めている。

 すっかり手順を狂わされた私は、
回りくどくいうとギリシャ神話のパンの行動(パニック)になり、
思わず完璧な日本語で「えーと、じゃあプレーンかな」と独り言。

 これが通じて 普通のふかふかマラサダ2個と
ペットボトル入り水1本を手に入れました。

 ハワイ島やこのツアーのリピーターと、
他の皆さんに紹介され、
賞賛とあきれと理解不能が混ざった、、
「心強いですう」という反応をもらった後では見せられない光景ではありました。

 たった十数秒の出来事に随分と字数を割けるものだと感心しながら、
ツアーは進みます。

 霧雨舞うアカカの滝であります。

         バナナの原種だったか芭蕉だったか忘れましたが、
        相変わらず目にするものが巨大に育つ環境。        
        DA15mmF4ED AL Ltd
130mの滝でしたっけ
DA15mmF4ED AL Ltd

 さすがに新婚さん達は独特な世界なの列が長ーくなり、
コージさんも収拾に四苦八苦。
 それでも着々行程は進みます。

山に上がる前に、
ヒロ市内のビッグアイランド・キャンディーズで、
休憩兼薄めに入ったコナ・コーヒーの試飲とともに買い物です。

 じつは相当有名なクッキーの店でいつも混んでおり、
個人的には甘さが適度に抑えられよろしいようです。
ちょっと派手目なパッケージのキャンペーン品と、
そのディスプレーの仕方も凝っていて面白いです。

 特筆はコージさんおすすめのコナ・コーヒー味のアイスクリーム。
ぺろっと行ってしまいました。

 甘みも補給され元気が出たのでツアーは続きます。


         キラウエア山頂のカルデラにかかる薄い虹。
        ここでも霧雨は初めてなので虹も貴重と前向きに。
        DA15mmF4ED AL Ltd

                 昨年は工事中でこの角度からは見えませんでした。
                ハレマウマウ火口から出る水蒸気。
                何故水蒸気かは次の写真で。
                DA15mmF4ED AL Ltd

         夜になると激しいところを見せ付けます。
        マグマが空気に触れて発生した水蒸気にその赤さが映り、
        ゆらゆら揺れる様は 「生きている」 という感じ。       
        DA70mmF2.4 Ltd.

 昨年もでしたが流れる溶岩の露出や
海に流れ込むオーシャン・エントリーがない現在、
活動がすごい時の話を聞いてツアーを選び、
空振り感を味わってる人も居るでしょう。

 一方で現状を知って参加している我々や、
それでも臨機応変に火山活動の結果と、
その片鱗を見せようと知恵を絞るコージさんたちが居ます。

 また溶岩が流れたと聞くや、
いてもたっていられなくなり、
ハワイ島に来てしまう猛者もいるようですが、
普通はそうはいきません。

 まあ自然のなせる技なので・・・また来ましょう。


 駐車場から反対側には雲がかかったマウナ・ロア。
この付近での雨は初めてで見たことのない雰囲気。
DA15mmF4ED AL Ltd


その後、サーストン溶岩トンネルを再訪し、
溶岩台地目指して南下します。

         去年は走りながら車窓から見ましたが、
        小雨舞う中、溶岩樹の原っぱ見学です。
        また虹付きで。
        DA15mmF4ED AL Ltd

                 溶岩樹は溶岩流の表面が固まり、
                その重量で下に落ち込んだとき、
                そこにあったオヒアの樹は燃えずに残り、
                樹形のせいで盛り上がったように残ったそうで。        
                DA15mmF4ED AL Ltd

         溶岩台地へ向かう途中 「ネネがいました」
        の説明に一同緊張し、見えるところまでバックするのを待ちました。
        風景用の広角ではいくらなんでも。
        DA15mmF4ED AL Ltd

 望遠ズームを慌てて装着して撮りましたが今一つでした。
ネネはハワイの州鳥で、本来渡り鳥であるカナダ雁が、
渡りを繰り返す間に、快適なため留鳥になったそうです。 
DA55-300mm F4-5.8ED

         溶岩樹の平原から見れた虹です。
        かなり低いところから立ち上がっています。
        DA15mmF4ED AL Ltd

                夕食の場所に着きました。
                影と対比するとダイナミックさが出ますか。
                オレンジ色のグループの辺りには、
                溶岩に覆われ残った旧道のアスファルトが見えます。
                DA15mmF4ED AL Ltd

         こんな感じの溶岩は日本に存在しないと言われます。
        ちょっと低い視点から人間も入れて。
         車のロゴが同じなので、あっちは宮崎さんのグループみたいです。
        DA15mmF4ED AL Ltd
       
 かなりの強風のため溶岩隆起を瀬にして、
一生懸命押さえています。
 ヒロで人気のプカプカ・キッチン製ミートボール・ベントーは、
量が1.3倍とのことでとても歯が立ちません。
 コージさんも同じものを食べるそうで、
週に何度も食べられてうらやましいと言っておきます。
DA15mmF4ED AL Ltd

         ふと見上げると日没が早い、山の夕方状態です。
        DA15mmF4ED AL Ltd

                溶岩が流れ固まった後に通した新道ですが、
               これも行き止まりになるので海岸線を東にへ行けません。
                DA15mmF4ED AL Ltd

 この後はオヒアとレフアの悲恋物語で鳴かされながら、
コージさんの問い 「旦那がオヒアのように樹にされたらどうする?」
これに答えた新婚の奥さん方
涙を誘う 「いつも一緒になれるようレフアのように花になる」から、
「水をやって育てるが別な幸せを探す」とか、
「少しは役に立つよう切って椅子にする」くわばらくらばら。

 事の成り行きにふるえている間に、
車は赤く染まったハレマウマウのある、
キラウエア山頂にもどり、
星を求めてヒロからマウナ・ケア方面へ向かいます。

星空の話は独立記事のナイトツアーの部へと続きます。                

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